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外壁塗装に関しては4種類の塗料が一般的に使用されています。4種類に特殊な塗料の2種類を加えて6種類の塗料が現在ありますが、その中で、現在ではアクリル塗装とウレタン塗装は、あまり利用されていない塗装です。今回はあまり利用されなくなった、ウレタン塗装について紹介をしていきます。

ウレタン塗装について

現在は、下記の4種類の中から塗料を選ぶというのが一般的です。

  • アクリル塗料
  • ウレタン塗料
  • シリコン塗料
  • フッ素塗料

この中で、ウレタン塗装のグレードは、アクリル塗装以上、シリコン塗料未満です。価格帯に関しても同様です。

ウレタン塗料は、ウレタン系樹脂を主成分とする塗料全般をさしますが、特徴としては塗膜が柔らかく密着性に優れている点があります。また価格と耐久性、機能性などに関してもバランスがよく、耐候性、耐水性、耐薬性に優れており、シリコン塗料が開発されるまでは、万能塗料として主流に使用されていました。

適切な下地と組み合わせることで細部の塗装にも優れており、現在では木製、塩ビ製雨樋などの細かな個所の塗装にはウレタン塗料が使用されています。

30坪の外壁塗料をした場合、ウレタン塗料の費用価格は約72万円程度となります。シリコン塗料が約78万円なので、ウレタン塗料の方が価格を抑えることが可能です。

ウレタン塗料のメリットに関して

ウレタン塗料のメリット、良い点に関しては、塗膜の光沢がある、そして肉持ち感と付着性に優れており、高級な仕上がりが期待できる点です。さらに前述したように、耐候性、耐水性、耐薬性に優れている点でしょう。

ウレタン塗料のデメリット

耐用年数が6~8年

ウレタン塗料の耐用年数ですが、6年~8年程度と現在主流のシリコン塗料、フッ素塗料と比較をすると短いという点です。また、防汚染性にも劣り、汚れが付着した場合、数年で家全体が薄汚れてしまいます。

ただ、この辺はここ数年で汚れにく塗膜を作れるウレタン塗料も開発されていますので、気にする必要はないのかもしれません。

アクリル塗料よりは耐用年数は長いのですが、そもそも、アクリル塗料をリフォームで使用するケースはほとんどないので、比較してもあまり意味はないでしょう。

光沢の劣化

また、耐汚染性や紫外線への対抗力も劣ります。メリットの1つである光沢に関して長続きなのですが、これもシリコンなどの主流の塗料と比較をすると劣ります。

毒性がある

毒性に関してですが、ウレタン結合をさせるイソシアネート基に強い毒性があります。そのため、現在は塗料にはあまり使用すべきではないという意見もあります。また、このイソシアネート基は紫外線に弱いので、黄変しやすくなります。対応措置として、ポリオール樹脂をベースにしたウレタン塗料にすることで、黄変しない塗料もあります。

水分との相性が悪い

外壁塗装に関して決定的に向かない点が、水分との相性が極めて悪いということです。つまり、ウレタン塗料の中に含まれる硬化材に水とすぐに反応してしまい、湿度が高い時に塗ってしまうと水分との相性の悪さから、塗膜の性能が著しく落ちます。

業者としても面倒くさい

業者としても、使いかけのウレタン塗料の貯蔵が難しかったり、2液性の使い方が面倒くさい、ウレタン塗料専用のシンナーが必要など、頭を抱えたくなる問題がいくつかあります。

まとめ

ウレタン塗料に関しては、現在は主流ではなく、外部の付帯部分の塗装工事などに使用されて傾向があります。つまり、メインで使用される機会は減ったものの、適材適所として使用される機会が多くなりました。

ただ、この場合、ウレタン塗料を使用したところだけ、劣化がメインで使用した塗料と比較をすると早くなりますので、使用に関しては一考の余地があります。

また、毒性を持っているので、安いからといって使用するのも難しいかもしれません。工事総額に関してもシリコン塗料を使用した方が結局は塗り替えまでの期間が長くなりますので、総工事回数は少なくなり、結果としてウレタン塗料を使用したよりも外壁塗装に使うお金を節約することができるでしょう。

一昔前は重宝されました、現在ではグレードが高くメリットの多い塗料がありますので、木部に高級感を出したいなどこだわりがないのであれば、おすすめはしません。

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