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光触媒塗料は、次世代の塗料です。メリットは多々ありますが、デメリットが一切ないとはいえません。それどころか発売してまだ間もない関係でデメリットの方が実は多いといえます。今回は、光触媒塗料のデメリットについて紹介をしていきます。デメリットを知って賢く利用するようにしましょう。

光触媒塗料のデメリット

光触媒塗料のデメリットについて紹介をします。

光触媒塗料のデメリットは、下記のものがあります。

  1. 塗料の信頼性が低い
  2. 費用が非常に高い
  3. 屋根をはじめ塗ることのできない箇所がある
  4. 日陰や隣の建物の建物との距離が近いと効果を発揮できない
  5. セルフクリーニング機能にも限界がある
  6. 一般の塗料と異なるので、施工業者の技術力が必要
  7. 偽物が多く、すべての塗料が高機能ではない

以上の7点が光触媒塗料のデメリットとして挙げることができます。

塗料の信頼性が低い

発売されてまだ間もないので、耐久力が高く20年以上持つといわれても、実際に使用してから20年経過した外壁がありません。つまり、20年というのは実験で導き出した理論値であり、実際に20年、風雨に耐えて20年耐久力を維持できるのかと聞かれば、答えることができません。

ただし、これはすべての塗料に言えることです。シリコン塗料やフッ素塗料が販売されえた直後は信頼性が低かったのです。フッ素塗料は様々な商業ビルに使用されているから、信頼を勝ち得たといっても過言ではないのです。

時間経過で解決する問題です。

費用が非常に高い

他の塗料と比較をすると塗料の価格が高くなります。

単価としては、1㎡あたり、4,000円~5,000円程度になります。シリコン塗料の場合は1,800円、フッ素塗料の場合は3,000円~です。樹脂のグレードの中で最も高いフッ素塗料よりも高くなるわけです。

光触媒塗料を開発したTOTOの企業努力で安価な光触媒塗料が開発をされてはいますが、その分、光触媒塗料のメリットである耐久性が20年以下となってしまっているのです。

シリコン塗料と同等の10年~15年程度の耐久力になります。

屋根をはじめ塗ることのできない箇所がある

現在のところ、屋根用の光触媒塗料は発売されていません。

また、木部、石の部分、漆喰、樹脂にてできている部分には、光触媒塗料を使用することができません。

屋根に使用できるようになれば、もっと光触媒塗料は普及すると思います。

日陰や隣の建物の建物との距離が近いと効果を発揮できない

光触媒塗料は紫外線を浴びることで効果を発揮します。そのため、日陰の部分や隣近所との隙間が狭い場合、紫外線が届きませんので光触媒塗料の効果は発揮しません。

つまり、太陽光が直接当たらない日陰と隣家との間の距離が1m未満の場合、紫外線があたりづらくなり効果を発揮しなくなるので、定期的に水をかけるなどしてクリーニングする必要があります。

セルフクリーニング機能にも限界がある

雨により落ちやすい、チリやほこり、雨だれのあとなどはセルフクリーニングで落とすことが可能ですが、錆にはセルフクリーニングの効果を発揮しません。また、泥が飛び散りこびりついた汚れ、鳥の糞などはセルフクリーニングでは落とすことができません。

汚れがつかないのではなく、つきにくいのであり、落としやすい汚れと落としにくい汚れがあるわけです。誤解をしないようにしましょう。こまめにきれいにしておけば、そこまで問題になるデメリットではありません。

一般の塗料と異なるので、施工業者の技術力が必要

たとえば、TOTOの光触媒塗料は、塗装するために高度な技術が必要になります。シリコン塗料などと比較をすると、塗装までの工程が多くなり人件費もかかりますし、手間暇もかかります。

近年では企業努力により工程が少ない光触媒塗料の開発に成功しています。

本来は、光触媒塗料はTOTOの認可をうけなければ取り扱うのが難しい塗料なのです。そのため、どこの塗装業者であっても扱うことができるわけではありません。

偽物が多く、すべての塗料が高機能ではない

様々なメーカーが光触媒塗料を販売していますが、すべての光触媒塗料が均一な効果を発揮するわけではありません。つまり、様々なグレードの光触媒塗料や偽物の光触媒塗料があります。

どこのメーカーがいいのか考え、そのメーカーを信用することができるのか調べ、安心できる光触媒塗料のメーカーを選びましょう。

まとめ

光触媒塗料のデメリットは、下記のものです。

  1. 塗料の信頼性が低い
  2. 費用が非常に高い
  3. 屋根をはじめ塗ることのできない箇所がある
  4. 日陰や隣の建物の建物との距離が近いと効果を発揮できない
  5. セルフクリーニング機能にも限界がある
  6. 一般の塗料と異なるので、施工業者の技術力が必要
  7. 偽物が多く、すべての塗料が高機能ではない

まだ、開発販売されて間もない塗料なので、徐々にデメリットは消えていくとは思いますが、今焦って光触媒塗料にする必要はないともいえます。

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