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外壁塗装業者をはじめ、リフォーム業者には悪徳業者と呼ばれる存在が多くいます。特にこれらの業界には多く悪徳業者が存在するのですが、なぜこれらの業者がのさばっているのか、その理由を紹介します。
外壁塗装業界は悪徳業者が多いのか?
独立行政法人国民生活センターへ寄せられた、訪問販売のリフォーム工事のおいてのトラブル・被害相談件数を1日平均に換算すると約15件になり、件数も増加傾向にあります。
2012年の統計ですが、6,421件、1日あたり約17.6件の工事のトラブル・被害相談件数がありました。
もちろん、独立行政法人国民生活センターへ寄せられる相談件数は氷山の一角になりますので、おそらくは1日約15件以上の被害出ていると考えることができます。さらに、訪問販売のリフォーム工事に限っての件数なので、それ以外の被害者が多く存在すると考えていいでしょう。
このように、意外と他人事ではない件数の被害が出ているので、業者選びには注意をする必要があります。
悪徳業者がのさばっている理由
悪徳業者がのさばっている理由ですが、下記のものが考えられます。
- 手抜き工事をしてもばれない
- 塗料や工法への知識が一般人にはない
- 外壁塗装の相場を知らない
- 定価が存在しない
これらの理由があると考えられます。
手抜き工事をしてもばれない
外壁塗装に関しては、手抜き工事をしても素人目には絶対にわかりません。
通常2週間程度かける工程であっても、人件費を削るために3日で終了させることも事実上は可能です。
しかし、わざわざ2週間近くかけて工事をする理由というのは、存在しており、完全に塗料が乾燥してから上塗りをしなければ、塗料の効果持続時間が極端に短くなります。
そのため、例えば10年もつ塗料を使用したとしても、適当に工事をしてしまったら、数年で塗料の効果というのが切れてしまい、ひび割れやチョーキング、塗料の剥がれ落ちという現象が起きます。
そして、工事をしてから数年経過していますので、業者に問い合わせを行なったら、業者がなくなっていたり、そのようなものですからと丸め込まれたりしてしまうわけです。しかも保証期間が切れているので再度業者を探さなければならなくなります。
塗料や工法への知識が一般人にはない
一般人に外壁塗装の塗料や工法の知識がなければ、業者の言いなりになってしまいます。
前述したとおり、3日で工事が終わっても、塗料を極端に薄めて使用をしたとしても、素人ではわかりません。
しかも、これら手抜きをした結果は数年たたないとわからないのですから、悪徳業者はやりたい放題となります。
外壁塗装の相場を知らない
一般人は外壁塗装の相場というのを知りません。
そのため、訪問業者に丸め込まれ、即決をしてしまった場合、相場よりも極端に高い金額を請求される可能性があります。逆に相場より低い場合もあります。もちろん安かろう悪かろうの可能性が高くなりますので、相場を知る必要があります。
相場は数社から見積もりを請求することである程度わかるので、相場を知ることは、実はそこまで難しくはありません。手間がかかるだけです。
定価が存在しない
工事費や塗料の低下が存在しないので、素人ではこの辺を知るには、前述したとおり、数社から見積もりをもらい解決するしかないのです。
まとめ
外壁塗装業界というのは、素人は圧倒的に不利な業界といえます。素人では、手を抜いた点を看破することはできません。
そして、手を抜いたのが表に出てくるのには数年の期間を要しますので、悪徳業者がのさばりやすい環境になっているのです。
1日約15件の被害があり、それが氷山の一角なので悪徳業者には絶対に騙されないと慢心するのではなく、情報を集めて悪徳業者を見分けるようにしましょう。