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外壁塗装で使用される塗料に関しては現在のところ大きく分ければ4種類に分類できますが、特殊な機能のある塗料も含めれば6種類に分類することが出来ます。そのうち、2種類に関しては、現在ではそこまで使用される機会というのはありません。使用されていない2種類に関しては比較的安価な値段で使用することができますが、おすすめはしません。今回は塗料の1つであり、あまり使用されていないアクリル塗料について紹介をします。これをよく知らないと騙される可能性があります。

4種類の塗料について

一般的に使用される塗料は4種類です。

  • アクリル
  • ウレタン
  • シリコン
  • フッ素

この4種類ですが、この内、外壁リフォームの際に使用されない塗料は「アクリル」と「ウレタン」の2種類です。特にアクリルに関しては、新築の際にいまだに使用されているのですが、リフォームの際の外壁塗装に関してはほとんど使われていません。

アクリル塗料について

アクリル塗料は、20年以上前に開発された塗料であり、塗料にアクリル樹脂を混ぜたものです。現在ではほとんど使用されていないのですが、10年以上前、まだウレタン塗料が高額で中々使用できなかった時代は主流として活躍していました。

現在は、シリコン塗料やフッ素塗料などが新しくできて、主流として活躍していますので、10年以上前に使用されていたウレタン塗料も価格が安くなり、現在はアクリル塗料を選ぶ外壁塗装業者は多くはありません。

しかし、新築の場合はいまだに使用されています。これは新築の場合、材料の木材が建築した後数年は動くので、どのような塗料を使用したとしても、クラック、つまり、ひび割れを起こす可能性が高くなります。そのため、あえて高額な塗料であるシリコンやフッ素を使用するのではなく、アクリル塗料を使用するというわけです。

つまり、塗り替えを前提とする新築の場合、アクリル塗料を使用するものの、長期間、美観を維持するためのリフォームの際にはアクリル塗料は不向きです。

アクリル塗料のお値段

アクリル塗料の値段に関してですが、約30坪の場合の価格相場としては約60万円です。約60万を支払い、耐用年数が5~8年程度になります。

ちなみにシリコン塗料の場合、約87万年で10年~15年程度は持つので、単純に2~3倍は長持ちということです。

長期的な視点で見たい場合、シリコン塗料を使わず、アクリル塗料を使用したら外壁塗装にかかるコストが総額は3倍ほど高くなります。

アクリル塗料の総評

アクリル塗料に関しては、新築の場合以外は使用しないに越したことはありません。

外壁塗装の塗料としての寿命が、現在主流の塗料の半分以下なので結局は多く外壁塗装の工事をすることになります。また、主流塗料メーカーからは屋根用のアクリル塗料は発売されていませんので、結局、屋根用の塗料には別の塗料を使用する必要があります。

また、メリットである価格の安さですが、塗料の占める外壁塗装の費用の割合は30%程度なので、わざわざグレードの低いアクリル塗料を使用して、外壁塗装をしても工事価格を抑えることはできません。それどころか寿命が短いので短期間のうちに何度も外壁塗装をすることになり、コスパは最悪です。

一時的に外壁にツヤを出し、色をはっきりと出したい場合にはアクリル塗料は向いていますが、あくまでも短期間しか効果がないので、おすすめはできません。短期間のうちに何度も外壁塗装をする趣味がある方なら、おすすめですが、それ以外の方にはおすすめはしません。

まとめ

アクリル塗料は、20年以上前に開発された塗料であり、現在でも新築の住宅に使用されています。新築の住宅に使用されている理由は、まだ材料の木材が動く可能性があり、高額な塗料を使用したとしてもクラックが起きる可能性があるからです。

そのため、塗り替えることを前提にして、アクリル塗料を使用します。長期間美観を維持するための外壁塗装のリフォームでは、現在はほとんど使用されません。

つまり、下記の5つの理由でアクリル塗料をおすすめしません。

  • 耐用年数が非常に短い
  • 耐久力が無いのでひび割れが起きやすい
  • 頻繁に外壁塗装をすることになる
  • 屋根用のアクリル塗料がない
  • コスパが最悪

使用するメリットもなく、デメリットの方が大きいので、アクリル塗料が安いという理由で勧められた場合は断りましょう。ただ、まともな外壁塗装業者なら勧めることはないと考えます。

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