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外壁塗装をする際に、塗料選びが重要になります。何気に見逃すことができないのが、1液型と2液型の塗料です。同じ樹脂であっても、1液型と2液型では価格が異なってきます。どちらを利用した方が安く外壁塗装をすることができるのか解説をしていきます。

1液型と2液型

1液型の塗料は、すでに硬化剤という塗料を硬化させる薬剤が混ざっていますので、溶剤で溶かしてしまったら塗料として完成する1缶だけで完結している塗料です。

一方、2液型の塗料は塗料と硬化剤を作業の前に混ぜる必要があります。硬化剤を混ぜなければ、塗料は固まりません。しかし、硬化剤と混ぜた瞬間から化学反応が起こり、3時間~5時間程度で完全に硬化してしまうので、作業時間や作業する面積などを考えて塗料と硬化剤を混ぜる必要があります。

しかも、硬化剤と塗料の配合比率というのは決まっていますので、計量しながら混ぜなければ硬化不良を起こます。硬化不良は塗膜を形成することができないので、外壁塗装用の塗料として失敗作です。配合比率、作業時間、使用する塗料の量を計算したうえで、その日の気候や湿度を勘案し塗料と硬化剤を混ぜる必要があります。

1液型と2液型では、作業に入るまでの時間が大きく異なります。

1液型の方が低価格

価格を比較した場合、1液型の方が2液型よりも1割ほど価格は安くなります。これは同じメーカーが販売している、同じ樹脂を使用した塗料で設計価格を比較した結果です。

設計価格いうのは、外壁塗装業者の利益を含めた、メーカーが設定している塗料の価格のことですが、たとえば、エスケー化研が販売する1液マイルドシリコンとクリーンマイルドシリコンを設計価格で比較した場合、1液マイルドシリコンの価格が2,000円/㎡、クリーンマイルドシリコンの価格が2,200円/㎡となります。

家一軒分の130㎡とするのが一般的ですが、130㎡換算で2度塗りした場合の価格は、1液マイルドシリコンは520,000円、クリーンマイルドシリコン572,000円、合計で52,000円の差です。

総合的な視点から考える

1液型の塗料の設計価格については、2液型の塗料と比較をすると安くなります。外壁塗装の場合、総合的、長期的に考える必要があります。

たとえばですが、フッ素樹脂塗料を使用するよりも、アクリル樹脂塗料を使用した方が工事の費用を安く抑えることは可能です。ただ、フッ素の場合15年以上は塗装工事の必要はなく、アクリル塗料は5年前後で再塗装をする必要があります。この場合、1回の工事費用はフッ素樹脂塗料の方が高いのですが、総合的、長期的な視点から見るとフッ素樹脂塗料の方が外壁塗装の工事回数が少なくなりますのでお安く済みます。

1液型と2液型の場合も似たようなことがいえます。つまり、1液型よりも2液型の方が耐候性や耐久性がありますので、外壁塗装工事をする期間を長くすることができます。正確な数字はありませんが、一般的には3年ほど2液型の方が長持ちします。また、耐久性に優れていますので、過酷な環境、たとえば海の近くにならば1液型よりも2液型の方が有利です。5万円前後で3年間、外壁塗装の期間を延ばせると考えると2液型の方がお得ではあります。

まとめ

1液型と2液型の価格ですが、1液型の方が1割程度、2液型よりも安くなります。しかし、耐久性や使いやすさなどを考えると2液型の方が優れています。

1回の工事を安く済ませたいという場合は1液型の方が優れてはいますが、総合的な簡単から1液型、2液型を選ぶようにしましょう。場合によっては2液型の方が安くなることもあります。

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