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外壁塗装の塗料には、1液型と2液型という分類で分けることができます。1液型はそれだけで塗料として完成しています。2液型の塗料には硬化剤というものを混ぜてから使用します。そのため、作業性については圧倒的に1液型の方が優れていますが、2液型がなくならないのは1液型よりも性能が高いからです。今回は1液型と2液型の耐久性について紹介をします。

1液型と2液型

塗料は、樹脂、溶剤、1液型・2液型に分類することができます。

そして、1液型と2液型の違いについてですが、1液型はその塗料缶へ溶剤を入れればすぐに塗料として外壁塗装の施工にとりかかることが可能です。そのため、作業性に関しては極めて高いのです。

一方、2液型は塗料缶へ硬化剤というものを混合、撹拌してから外壁塗装の施工に取り掛かります。ただし、硬化剤の混合率というのは事前に決まっていますので、計量機を使用して慎重に硬化剤を混合する必要があるのです。さらに、硬化剤を混合した瞬間から塗料の硬化が始まります3時間~5時間でカチコチに固まってしまい塗料が使えなくなります。

そのため、3~5時間以内に使う塗料の分量を面積などから計算をして硬化剤や溶剤の量を計算して出さなければなりません。さらに、天気や湿度などにより硬化速度は異なりますので、僅かに再調整をする必要があるのです。混合率を間違えてしまうと、硬化不良が起こり、しっかりとした塗膜形成ができないのです。

1液型と2液型の耐用年数

2液型の作業性が極めて悪いことは前述しました。作業をするまでの時間の方がかかります。しかし、それでも2液型が1液型に駆逐されない理由の1つが「耐用年数・耐候性・耐久性」にあります。

耐用年数・耐候性・耐久性が高い塗料程、長期間、外壁を守ることができ美観の維持、建物の保護機能が高まります。そして、2液型の方が1液型よりも耐用年数・耐候性・耐久性が高いのです。具体的にどのくらい高いのかという実験はおこなわれていませんが、業界の中では3年程異なるというのが定説となっています。

2液型の耐用年数・耐候性・耐久性が高い理由

2液型の特徴は、高い密着性になります。これは施工をする前におこなう硬化剤との混合・撹拌作業が密接にかかわってきます。硬化剤を混ぜることにより5時間程度で急速に硬化していく化学反応は、結果として外壁への高い密着・接着性に繋がります。

1液型は、すでに硬化剤が含まれているのに硬化しない絶妙なバランスで配合しているため、急速な硬化反応は期待しにくく、その結果として2液型と比較をすると密着・接着性が劣ります。

密着性が高ければ外壁や屋根にしっかりと接着し、強靭な塗膜を形成します。塗膜が強ければ、紫外線や風雨にさらされたとしても抵抗力が高く、劣化しにくいのです。同じメーカーの塗料、樹脂や溶剤であっても、1液型と2液型が異なるだけで耐用年数・耐候性・耐久性が数年単位で異なります。シリコン樹脂の場合12年~15年程度が耐用年数の目安ですが、12年は1液型、15年は2液型と考えることができます。

海の近く塩害がある場所、昼夜の温度差が激しい地域、日差しが常に当たる家、日照時間が長い地域などにより、耐用年数・耐候性・耐久性はメーカーが出している一般的な年数とは異なりますが、2液型の方が外壁塗装は長持ちする傾向があります。

まとめ

1液型と2液型の塗料、作業性は1液型の方が早く作業に取り掛かることができてメリットがあります。しかし、長期的な視点に立ち、塗料の耐用年数・耐候性・耐久性を見た場合、2液型塗料の方が優れています。

この理由としてあげられるのが、2液型の爆発的な硬化能力です。硬化剤を混ぜてから5時間で急速に硬化しますので、外壁と塗料の密着性は高くなり、塗膜の強靭性も高くなるのです。

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