サイディングボードは日々のお手入れが重要になります。サイディングボードの大手であるニチハでも、サイディングボードを長寿化させるためには適切なメンテナンスが必要と日ごろの手入れの重要性を説いています。そして、サイディングボードには3つの寿命があります。サイディングボード自体の寿命、コーキング剤の寿命、塗料の寿命の3つです。今回は各部分の劣化具合について解説をしていきます。
サイディングボードの劣化について
サイディングボードは、3つの劣化があります。
- サイディングボード自体の劣化
- コーキング剤の劣化
- サイディングボードの塗料の劣化
これらの劣化スピードについては、すべて異なりますので、日々の点検が重要となります。サイディングボードの劣化具合は見たり、触ったりすることでわかるようになっています。特にコーキング剤の部分については劣化していると一目でわかります。
通常、家を建てたメーカーや塗装をしたことがあれば、塗装をした業者が定期的に見てくれるというところもありますが、基本的に1年に1回程度なので、日ごろから自身で外壁の状態を注意しておくようにしましょう。
また、汚れがついても中々とることができないときは、汚れが強力なのではなく、壁の汚れに対する抵抗力がなくなっていると考えた方がいいでしょう。
サイディングボードの劣化具合について
サイディングボード自体の状態
サイディングボード自体の劣化具合を見るときには、下記の点を注意してみればいいでしょう。
- 割れてしまっていないか?(釘の部分を特に)
- サイディングがずれていないか?
- サイディングが反っていないか
このあたりを重点的に見ておくといいでしょう。
コーキング剤部分の状態
コーキング剤の部分については劣化しやすく、劣化している場所も見つけやすいので、見ただけですぐにわかると思われます。
- 切れ目が入っていないか
- 割れてしまっていないか
- 両端・片側がサイディングから離れていないか
このようなものがみられたら、それはコーキング剤が劣化している証拠です。そのため、外壁施工の専門店へ修理を依頼した方がいいでしょう。
塗装の状態
塗装の状態は触ってみると比較的簡単に劣化具合がわかります。
- チョーキング現象を起こしている(触ると白い粉が手につく)
- 汚れが落ちづらくなっている
- コケや藻がはえてしまっている
- 塗装がはがれてしまっていないか
このような現象があらわれてきたら、サイディングボードの塗料が限界を迎えています。特にチョーキング現象が起きた場合は、塗料がほぼ機能していない状態になりますので、早急に塗り替えが必要である状態といえます。
チョーキング現象は簡単に見つけることができますが、チョーキング現象が起きる前に対処した方がいいでしょう。
まとめ
サイディングボードには3つのメンテナンスポイントがあります。
- サイディングボード自体の劣化
- コーキング剤の劣化
- サイディングボードの塗料の劣化
この3つすべての劣化具合をきちんと把握しなければなりません。劣化具合については見たり触ったりするだけですぐにわかりますので、日々のメンテナンスが重要になります。