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外壁材として、以前はモルタルが一般的でしたが、現在はサイディングボードという外壁材を使用するのが一般的となっています。2010年の統計では、新築の78.5%が窯業系サイディングボードであり、8.3%がモルタルとなっています。今回はモルタルとサイディンボードの違いについて解説をしていきます。

モルタルとサイディングボードの違いとは?

2010年の統計の結果、モルタルよりもサイディングボードの方が圧倒的に多くの新築住宅の外壁に利用されています。約78.5%ですから、半数以上の新築の住宅がサイディングボードを採用している割合です。

この理由ですが、サイディングボードは手間がかからないからです。

モルタルは、左官職人が塗料を現場で混ぜ合わせてムラができないように手塗で外壁に塗っていく必要があります。一方で、サイディングボードは、工場で塗装などの加工をした完成されたものが現場に用意されますので、後は外壁にはめ込んでいけば完成してしまいます。

左官職人の不足や住宅の需要過多で左官職人を育成するよりもサイディングボードを外壁に張り付けていった方が効率がいいとして、モルタルを主流の座から蹴落としました。

また、モルタルは湿式工法になり、水やシンナーなどの液体と混ぜ合わせて外壁に塗っていきますので、乾燥とともに何もしなくても外壁にひびが入ってしまいます。

一方で、サイディングボードはすでに乾いたサイディングボードを外壁に張り付けていきます。乾式工法と呼ばれており、乾燥とともにひびができるということはありません。

メンテナンスについて

サイディングボードは、モルタルの塗りでは表現することのできない模様を実現することができますし、さまざまな柄の中から好きな柄を選ぶことができ、導入するのが安価で品質も左官職人の腕に左右されず安定しているなどメリットが非常に大きくなります。

しかしながら、メンテナンスの費用も莫大であるというデメリットも持っているのです。モルタルはつなぎ目なく外壁全体に塗ることができるのですが、サイディングボードはつなぎ目ができてしまいます。

そのつなぎ目を埋めるために、コーキング剤などを外壁とサイディングボードの間へ流し込みます。コーキング剤は流し込んだら永久的にメンテナンスが不要かといえば、そのようなことはなく、サイディングボードとは別にメンテナンスをする必要があるのです。

また、サイディングボードの表面に塗る外壁塗装のメンテナンスもしなければなりませんのでモルタルと比べると、ひび割れはできにくいのですが、メンテナンス費用が高額になってしまい、サイディングボード、コーキング剤、塗料の3つの寿命を気にする必要が出てくるわけです。

さらに、古くなったらサイディングボードごと交換しなければなりませんので、こちらも費用が高額になってしまいます。

サイディングボードはメンテナンス面を考えると、モルタルよりも劣ってしまいますが、結局は本人の好みによるところが大きいので、どちらが優れているとは断言することができません。結局は、住んでいる人が満足するのが一番です。

まとめ

モルタルは以前主流だった外壁塗装ですが、現在はサイディングボードにその座を追われています。サイディングボードは一定の安定した品質で、左官業者の技量によることなく外壁に張り付けるだけで完成するメリットがあります。

しかし、モルタルと比べるとどうしてもメンテナンス費用が高額になってしまうデメリットも同時に抱えています。モルタルが素晴らしい、サイディングボードが劣っているという話ではありませんが、満足のいく選択をするようにした方がいいでしょう。

単純に導入コストのみを見て、メンテナンス費用を考えないと損をする可能性があります。

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